わがままとヤキモチと恋。

2章 0頁 連載中 「テキスト」

子供から大人、男子と女子。桜町の住民たちはそれぞれの生活を送っている。
運動をする人、 買い物をする人、働く人。

そんな何気ない日常の中でも、みんな、恋してる。

しゃぎさん


  連載No.000089 登録:2015/04/12 〜 更新:2015/04/16 (0 Res. ,) [編集 | 削除]

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わがままとヤキモチと恋するオトメ。

4月16日、朝。桜並木の下を、学生や健康的な大人たちがすれちがう様子が見られる。

「結衣、おはよ」
「あ、おはよー」
可愛らしい声と長身をもつ少女が隣に並んだ。楠の友人、坂田愛花である。

「今日、髪結んできたんだね~。ポニーテール、似合ってるよぉ!」
「ありがとう。ちょっと髪下ろしてると暑いからさ」

坂田はバスケ部部長で真面目だが、忘れっぽい性格をしていた。
今日は部活動朝練習の日だ。バスケ部の集合時間は他の部よりも早い。楠と並んでのんびり学校に登校している様子を見ると、練習のことを忘れているのがわかる。

楠は坂田に声をかけた。
「ところで、今日……朝練いいの?」
すると、今まで笑顔だった坂田の顔が、みるみる青くなっていった。
話を切り出して正解だったようだ。

「ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!遅れる!あと5分しかないじゃん!!ダッシュで行く!ゴメンね結衣っ、先行きまーすっ!!」
「き、気をつけて!」

笑顔ではなく、苦笑で見送る。
楠は一人になると、ふと結んだ髪に触れた。
最初はウェーブのかかった髪を撫でるくらいだった。しかし、何度も髪に触れたり、ゴムを引っ張ったりと、だんだん落ち着きがなくなってくる。

その姿は、まるで恋をする乙女のようだ。

いや、実際のところ、楠には気になっている人はいた。最近になって、初めて会話をした前原亘支という同じクラスの男子だ。
時々、自転車に乗っている姿を見る。
彼はいたずら好きで、いろいろな人を困らせてきたが、根は優しい。そういうところも人気なのだ。

《 続く 》








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CTぱちぱち

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