絵師名簿No. 002946

ぎんの字(いつだってカオス、どこまでもカオス)

言泉枯渇中

No. 002946 Last Update:2019/06/02 Registration date first time:2007/08/29 CT

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お名前
ぎんの字(いつだってカオス、どこまでもカオス)
年齢
おばちゃん
性別
微妙
地域
地球外生命体
使用道具
液晶ペンタブ
描くの好き
おにいちゃん(うまく描けるとはいっていない)、ギター、トラ、頭にキノコが生えたネコ、風景
描くの苦手
幻想生物(ドラゴンとか)、ギター(好きだけど苦手)
絵のこだわり
爆発・・・はしませんが、精一杯「遊ぶ」
希望感想
不要:イラストを見てもらえれば十分満足です
重視するマナー等
ルールは守るためにあるものです。破るためではありませんよ。
憧れ好きな絵師等
岡本太郎/日比野克彦/五十嵐大介/草間彌生/ユトリロ/コロー/速水御舟/ルネッサンス期の名も無い画家たち
アトネさん好きか〜い?
も・ち・ろ・ん!^^b
最近のヒットは?
パズドラ
ヘヴィ・ローテ中
Super Collider/MEGADEATH
好きなアナログ画材
油絵の具とペインティングナイフ。シャープペンシルとマルマンルーズリーフ無地。
ぱちぱち
☆SAK企画wiki=ttp://themonetapress.wiki.fc2.com/
 担当キャラはウドーくん(・ω・)ノ
 
2019/6/2
ミミニャ〜さん、はぴば!(^0^)ノ。10連休は、クリスタの練習を兼ね、ネットで見かけた線画を塗っていました。お借りしたのは鈴木次郎さんの線画。時に力強く、時に柔らかな線に一目惚れでした。
https://twitter.com/0ba95/status/1128301969540435969
※ツイアカは応募用に作成しただけなので、近々削除予定です。
倉庫にちょうどいいと思ってぱうーアカとったんだけど、ちょっとちがった、いや、あれはあれでいいんだけど、ということで、倉庫検討中。
 
[私信]
そとさんに描いていただいた白鯰のイラスト、はぎさんに添えていただいた「神隠し。」のお話から、妄想が膨らんでしまいました。
>そとさん・・・相馬透くんをお借りします。
>はぎさん・・・纐纈庵の設定をお借りします。
拙い綴りですが、最下部にひっそり格納していく予定です。
 
※塗りコン・線画コンの御礼は下げさせていただきました。
 
*「素」のぎんの字への扉は↓からどうぞ〜。ウソはついていないw
https://oekakiart.net/100q/html/3595.html
 
*ゆるゆるキャラ同盟(非公式)に参加表明^^←ゆるゆるに骨抜きにされる傾向あり。
 
*筋肉でもなくおにーさんでもなく、それですか!の「おやぢぎゃぐ」同盟。いいぢゃないか。好きなんだ。
 
*絵師名簿のバナー文字は「誤字の達人」同盟迷主やまぐちくんさまに描いていただきました^^ありがたや〜ありがたや〜
 
*ヘンリー=フォード氏のとても良い言葉を知り感銘を受けたのでご紹介
「努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。
             多くの人はそれまでに飽き、迷い、挫折する」
 
−−−−−−−−−
<1>は下げました。どこかにまとめるかも。
 
>はぎさん…白(パイ)さまとお師匠さま、後半でお借りしてます。身内で「ハク」と呼ばれる白鯰と白(パイ)さまに親近感。
 いろいろ妄想が膨らんでいます^^*
 
−−−−−−
神隠し。
 
<2>
 
透が目を覚ました頃には、太陽は空に高く昇っていた。
得体の知れないものに追い回された緊張が、透に思っていた以上の疲れをもたらしていたのだろう。
仰向けの瞳に映る見慣れない天井に、その理由を寝ぼけた頭が思い出すのに少し時間がかかった。
起き上がって布団の上に足を組み、座る。
転んで打った膝頭は、手当が施されているとはいえ、曲げた拍子にずきずきと痛んだ。
隣で寝ていた鉄扇の姿は既になく、寝具も部屋の隅に片付けられていた。
同じように、透は布団を畳んで、部屋の隅に並べた。
周囲はしんと静まり返り、人の気配がない。
透は囲炉裏部屋に面した襖をそっと、開けてみる。
誰も、いない。
誰もいないが、囲炉裏の中央では燠火が弱弱しく、室内を温めていた。
「目が覚めた?」
囲炉裏部屋とは反対側のガラス障子の向こうから声を掛けられ、透は慌てて襖を閉めた。
ガラス障子を開けたのは、優しい笑みを浮かべた老女だった。
透の食事を載せた盆とお櫃を膝をついた脇に置いている。
白髪の混ざり具合から、年は60を過ぎているようにみえた。
老女は部屋に入ってくると、畳んだ布団の近くに寄せてあったら小さなちゃぶ台に盆を置いた。
「お屋敷の賄いで、福といいます」
お櫃から茶碗にご飯を移しながら、老女は自己紹介した。
「鉄さんは山を降りて村長さんのお宅に。もう、戻ってくるんじゃないかしら」
最後に、湯呑に茶を注ぎ、「食べ終わったら、声を掛けてくださいな」と湯気が立つ盆を残して、福は出て行った。
 
遅い朝食を終え、盆に食器などを載せて、部屋を出る。
廊下に出た反対側の壁に引き戸がいくつか並んでいて、台所はここかとうろ憶えにひとつの前に立ち、ふと、足を止めた。
右手奥に伸びる廊下の先へ視線を送る。
中庭を望むガラス障子からは、穏やかな陽の光が差し込んでいた。
その所為も相まってか、廊下の奥は、昨日、見たときよりも闇が濃い。
台所へ入り、昼食の仕度に取り掛かっていた福に声を掛け、食器を流しに入れる。
洗い物を手伝おうかと申し出たが、福は「いいのよ、ありがとう」と笑顔で返してきたので、透は小さく会釈をして台所を出た。
廊下に立って、再び奥の暗闇に目を向ける。
覗いていいとは言われていないが、覗いてはいけないとも言われていない。
透をそこへ向かわせたのは、単なる子どもの好奇心だ。
中庭を横目に通り過ぎ、闇に向かって、足を踏む入れる。
少し進んだところで、一度、来た方を振り返った。
そう、長く進んだわけでもないのに、中庭から射す光がひどく遠くに思える。
透は意を決したように、前を向き、歩を進めた。
闇が深まり、足元が徐々に覚束なくなる。
「!」
前に出した右足に板の感覚がなくなり、反射的に引っ込めた。
危うく転げ落ちるところだった。
よくみると、そこは階段で、数段、下へ降りていた。
壁を伝いながら、なるべく足音を立てないように降りていく。
降りきったところの床に立った透の前に、薄暗い空間が広がっていた。
人の気配はない。
床は板敷きで、足の裏がひんやり冷たかった。
透は階段前の広間を横切り、開け放たれた襖の脇から奥を覗いた。
覗いた部屋の左右もそれぞれまた、別の部屋へと繋がる口が開いている。
部屋の造りは畳が敷き詰められた和室の体を為していたが、洋風のソファや、モダンなキャビネットが配置され、古臭さを感じない。
薄暗い、静まり返った空間の広がりに、その先へ足を踏み入れることは躊躇われた。
引き返そうとして、透は足元に目を遣り、立ちすくむ。
板敷きの間と畳みの間の境界に、等間隔に穴が穿たれている。
不審に思って、天井を見上げ、透は生唾を飲み込んだ。
天井にも穿たれた穴が並んでいた。
そして、床と天井の穴はそれぞれ対を為している。
それらが何を意味しているのかを理解したとき、くるっと背中を向け、透は足早に部屋を後にした。
階段を駆け上がり、廊下の向こう、中庭から射す光を目指す。
中庭に面した廊下の途中まで戻ってくると立ち止まって一気に息を吐き出した。
(あの部屋は)
心臓の鼓動が早い。
収まるのを待っていると、長い廊下の突き当たり角から鉄扇が姿を現した。
村長宅から戻ってきたのだろう。
「透?どうかしたか?」
風呂敷に包んだ荷物を持って、近付いてくる。
見知った人の気配が、ひんやり冷たかった空気に温かさを取り戻した。
透は呼吸を落ち着かせ、膝に手をついて少し前に屈んでいた身体を起こした。
「蔵の、書物を見てみようと思って」
鉄扇には悟られぬように、咄嗟に思い浮かんだ言い訳で取り繕う。
平常心を保つよう努力したが、それは無意味だったかもしれない。
「そうか。ここに滞在する間の着替えを持ってきたぞ。大きさが合うか、ちょっと見てくれ」
(着替え?)
そういえば、と、透は思い出した。
着ていた服は泥まみれで、浴衣に着替えた時に、鉄扇が風呂場の脱衣場にある洗濯かごに入れていた。
鉄扇に続いて、部屋の中に入る手前、透は少しだけ立ち止まった。
中庭に沿って奥に伸びた廊下の先の闇は変わらずにそこにある。
透は小さく首を振って意識をそこから引き剥がし、ガラス障子を後ろ手で閉めた。
 
昼過ぎ、散策に出たいと鉄扇に訊いてみたところ、すんなり許可してくれた。
止められるかもと内心どきどきしていたので、逆に透の方が拍子抜けした。
「どこへ行くにもかまわんが、夕方の4時には戻ってきてくれ」
その時刻になると、山向こうの学校に通う子供たちが戻ってくるのだという。
「子どもらに見つかると少々まずいことになるからな」
薄々勘付いてはいたが、透の滞在は、村にとっても厄介ごとなのだろう。
鉄扇に見送られ、玄関を出ると、正面の大門は閉まっていた。
躊躇ったが、すぐに脇の通用口が開いていることに気付き、そこから出た。
屋敷は山の斜面を切り開いた土地に建っていた。
眼下に麓の村が見える。
心に引っかかりを確かめようと右手の垣根沿いに進んだ。
垣根沿いに角を折れ、山に対面したところで、足を止めた。
屋敷の裏手には崖が迫っている。
透が足を踏み入れた座敷の辺りは、崖の強固な岩盤に呑み込まれていた。
昼間にもかかわらず、覗いた室内が薄暗かったのはその所為か。
崖を見上げながら、座敷の位置にあたりをつけ、歩み寄る。
からからと小石が音を立てて転がり落ちてきた。
小石が落ちていった先に視線を送ると、小さな隙間が口を開けている。
透はしゃがんで丈の長い草をそっとかき分け、中を覗いた。
大きさからして、明り取り兼換気用として空けられた小窓だろう。
その奥に広がる空間を見渡して、目を閉じる。
座敷牢。
いや、だったというべきなのか。
床と天井に空いた穴は、必要となれば、鉄棒をはめ込むためのものだ。
透は立ち上がって、来た道を引き返した。
 
携帯端末をポケットから出して、画面を操作しながら、麓への道を下って行く。
予想はついていたが、電話は繋がらず、ネットワークアクセスはどれも「範囲外」と表示されていた。
今どき、電波が届かない場所があることに、むしろ、驚く。
歩きながら、これまでの情報を整理した。
鉄扇に福、それに、あれ以来姿を見ていないが、鉄扇の息子の濡羽。
これまでに出会った人々は、特におかしなところはない。
山向こうの学校に子どもたちが通っている等の話を聞いても、子どもの少ない過疎の村では、昨今、珍しい話でもない。
どこにでもあるごく普通の村に見える。
それなのに、外部との通信手段は一切断たれている。
どこかの民家で電話を借りることを試してもいいが、おそらく、それは叶わないだろう。
断られるだけならまだしも、不審な行動と怪しまれるのは割に合わない気がした。
坂道の途中、普通車がすれ違えるほどの幅がある脇道を見つけた。
道は、少し奥に進んだところで緩やかにカーブを描き、その先に何があるのかはわからない。
民家かもしれない、と思いつつ、だったら途中で引き返せば良いと思って、足を踏み入れた。
道の両脇は枯れた薄で覆われている。
カーブを曲がったところで大きな門が見えてきた。
門の端からは梵鐘の一部が覗いている。
(お寺?)
透はどっしりと重厚ないでたちの門の真下に立ち、頭上を見上げた。
太い柱に掛かった分厚い板に寺の名前らしきものが書かれていたが、相当な年代ものらしく、掠れてしまっていて読み取れない。
門柱の間を通り、内側を窺った。
真正面は見上げると首がいたくなるほど屋根が高い典型的な和様仏堂で、他と比べても一線を画する姿から、本堂と思われる。
石段の手前には箱が置いてあった。
覗いてみると、硬貨が数枚、底で鈍い光を放っている。
分厚い石を積み上げた階段を数段上がり、透は少し開いた障子戸から、中を覗いた。
(?)
狐につままれたように、障子戸から一度、身体を離して再び隙間に顔を寄せた。
板敷きの床が広がる空間奥の内陣、通常なら須弥壇にまつられているはずの本尊の姿がない。
代わりに大きな牛の置物が寝そべっていた。
(寺、だよね?)
背後を振り返り、通ってきた門や、梵鐘を確認し、透は首を捻った。
「あら」
突然、本堂の脇から声を掛けられ、透は飛び上がるほどに驚いて石段を降り、まっしぐらに門に向って走った。
「あら、あら」
門を通り抜け、カーブの辺りで速度を緩め、深呼吸をして振り返ってみた。
門を少し出たところに、20代後半と思しき和装の女が立っていた。
にこやかに微笑んだ顔は、遠目からでも綺麗だった。
どこかで見たような気がするのだが、思い付く限りでは、あんな美人の知り合いはいない。
 
山道を下り切ったところで、眼前に田圃が広がった。
田植えにはまだ早く、冬枯れした稲の刈り残しや雑草が耕されるのを待っている。
携帯端末で時刻を確認すると、午後2時を過ぎたところだ。
透は田圃の畦道を抜け、中央を東西に抜ける一本道に出た。
東の方に目を遣ると、古びたバス停が見える。
脇に梅の大木が立っていた。
葉が茂れば、夏は良い日陰を作ってくれそうだ。
掘立小屋のようなバス停には、意外と頑丈そうなベンチが設えてある。
壁の板に貼り付けてある時刻表を見つけた。
午前と午後に1本ずつ、午後は3時と記されていた。
バスを待ってみようかと、思ったが、鉄扇の忠告を思い出す。
「試してもかまわんが、この村からは出られんぞ」
透の村に戻るには、6日後、来た道を戻るしかないという。
そんなことがあるのだろうか。
どこにでもありそうな鄙びた風景が、自分が知っている世界とは違うように思えてきて、透は身震いをした。
「どうかしたか?」
突然、話しかけられ、悲鳴を上げそうになったが、寸でのところで呑み込んだ。
自転車に乗った警官が不思議そうに透を見ている。
不審者と思われたのだろうか。
「あ、あの」
事情を説明しようとしても、しどろもどろでうまく言葉が出てこない。
警官はちょっと透を眺めてたが、すぐに、思い出したといった表情から破顔し、気さくに話しかけてきた。
「君が、檀さんとこの。遠い親戚なんだって?」
一時的に預かっている遠い親戚の子ども。
それが滞在中、透に与えられたこの村での身分だった。
「すまんな、口裏を合わせてくれ」と鉄扇が言っていたことを思い出す。
「あ、はい」
「そうか、そうか。山は日暮れが早い。そろそろお屋敷に戻った方がいいぞ。道に迷ったなら送ってやるが」
「あ、いえ、大丈夫です。一人で戻れます」
別に何か悪いことをしたわけでもないのに、透は慌てて、警官に背を向け歩き出した。
元来た田圃の畦道を取って返し、屋敷へ続く山道の入り口で、立ち止まり、バス亭を振り返ると、警官の姿はなかった。
なんだか、見張られてるような気がしたのは気のせいだったか、と、透は緊張を解す。
屋敷へと続く山道を見上げ、さて、このまま戻ったものかと思案した。
透が立っている場所は、上る道と、山に沿うように伸びている平坦な道の分岐点だった。
この際、鉄扇の言葉を試してみようと、透は平たんな道に足を一歩、踏み出した。
 
−−−−−−

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