絵師名簿No. 008165

かをる

月と星とクジラのお話をさせて頂ければと

No. 008165 Last Update:2017/10/19 Registration date first time:2016/03/29 CT

お名前
かをる
誕生日
02月08日
年齢
不老不死
性別
微妙
地域
地球外生命体
使用道具
ペンタブ
描くの好き
描くの苦手
髪 瞳 水 笑顔 背景
希望感想
不要:イラストを見てもらえれば十分満足です
ぱちぱち
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線画コン・塗りコン皆さまお疲れ様でした。
 
線画コンで「うたかた」にコメントしてくださった皆様、
 
ありがとうございました。
 
ひとりひとりお返事をさせて頂きたかったのですが、
 
コメント欄を探し出せず;;すみません
 
でも大切に何度も何度も読みかえしました。
 

 
その中でも、月と星と鯨のお話がどういうものだったのか
 
というコメントが幾つかありましたので、
 
線画「うたかた」の月モチーフである人にLINEで問い合わせしました。
 
その文章を抜粋させて頂きたいと思います。
 

++はじめに++
 

今から2年くらい前に、とあるラジオ配信アプリで
 
「月と星と鯨のお話」
 
という題で、彼が喋っていたことが出会いでした。
 
(もうそのアプリは廃盤になってしまいましたが^^;)
 
私が配信をし始めてから1週間経ったくらいの頃でしょうか。
 

 
* * * 世界で最も孤独な鯨のおはなし * * *
 

そのクジラの姿は誰も見たことが無い。
 
でも、存在することは知られている。
 

 
海洋調査のたびに52Hzの歌声
 
(クジラは鳴くではなく歌うと言われる)が聞こえるから。
 

 
一般の鯨が歌う周波数は15〜25HZ
 
シロナガスクジラでも最大39Hzなのに対して、
 
そのクジラだけは何故か59Hzで歌う。
 

 
そのせいで、どのクジラとも交信できないだけでなく、
 
近づくこともできない。
 
52Hzは他のクジラにとって、不愉快な周波数だから。
 
仲間も、恋人も、家族も、誰もいない。
 

 
自分だけ。
 

 
他の魚と泳ぐにはその体は大きすぎて。
 
拾い海の中ではあまりにも小さい。
 
ひたすらに広がる海の中で孤独に歌い続ける。
 
世界で最も孤独なクジラ
 

 
* * *
 

 

 
* * * 月と星のおはなし * * *
 

 
月は地球に対して決して裏側を見せない。
 
月の交転と地球の自転が奇跡的に同じせいで、
 
地球から見た月はいつも同じ顔。
 
夜になると姿は見えないけど、
 
見えないだけで確かにいる。
 

 
これって、人生に置き換えてもそうだなって思って。
 

 
月の満ち欠けのように、輝きが多い時もあれば少ない時もあるし、
 
全く輝けないときもある。
 
そんなときに、普段自分を輝かせてくれる人が周りにいる事。
 
自分だけでは輝けない事。
 
自分も誰かを輝かせてあげられる存在になることの大切さ。
 
月一つでもたくさんの事を学び、自分に置き換えて考えて、
 
忘れてしまいがちで、当たり前で、
 
それなのに大切に出来てないこ事を思い知ることができるなって。
 

 
高校生の時に思ったのよ。
 

 
周りと喧嘩ばっかりして、家族ともうまくいってなくて、
 
しんどいな〜って思う事が多くて。
 

 
それでも、いつか自分は周りを見返すような人間になるんだって思ってた。
 

 
お気に入りの音楽をMDにたくさん録音して、
 
夜、バイト帰りにイヤホンから流れてくる音楽を聞きながら自転車を漕ぐのが好きで。
 

 
そんなときに、大きな川に架かる橋を渡る為に
 
必死に自転車を立ち漕ぎしてたら、
 
前の晩に充電するのを忘れてしまったウォークマンが
 
歌うのをやめてしまって。
 

 
橋のてっぺんまで来たときに、自転車を止めて、
 
イヤホンを外すと、そこは静かな夜。
 
数少ない車が走る音。
 
後ろからの俺を追い抜いて行く風の音。
 
自転車をこいで、ハァハァと肩で息をする自分の呼吸の音。
 
そのせいでいつもよりも強く脈打つ心臓の音。
 

 
嗚呼。これが世界の音なんだって思った。
 

 
いつもイヤホンしてて気づかなかった。
 

 
なんだかすごく気持ちが良くて思い切り空を見上げたら、
 
そこに月はなかった。
 

 
新月。
 

 
唯一月が姿を見せない日。
 

 
あぁ……。
 
俺は月にも見放されたんだって思った。
 

 
世界にひとりぼっちにされた気分になった。
 

 
首をおろすことができないまま泣きそうになった。
 

 
もう一度自転車をこぎ出した俺は、
 
世界の音が鳴り響く夜にウォークマンの代わりに
 
自分でボソボソと歌いながら帰った。
 
何かから隠れるように。
 
それでも負けないように。
 

 
あの時、自転車に乗っていた僕は今は車に乗っていて。
 
あの時の僕が今の僕を見たらなんて思うかな。
 
許してくれるかな。
 
怒るだろうな。
 
あの日の僕はどんな目で今日の俺を見るかな。
 

 
大切なことを忘れて。
 

 
当たり前に対して冷たくなった自分。
 

 
あの日ウォークマンの代わりに歌いながら帰る自分の上では、
 
月がいない事を忘れないように星はこれでもかと輝いていたな。
 

 
***
 

 
というようなお話をされておりました
 
こんな考え方をしている人が世の中にいるのかと、
 
なんかすげー自分がちっぽけー
 
と思いながら聞き入っていたのを覚えています。
 
話し方もとてもうまく、方言で話されるので温かみが
 
彼はとても言葉や所作を大事にされている人だと思ってます。
 
そういうお話から関わった方なので、最初は関わることに緊張しましたが
 
その後とても人間らしく、おもしろおかしな方であるとわかり、
 
今では普通に仲良くさせて頂いています。
 

 

名前も顔も知らない世界で、
 
それはこちらでもそうなのですが、
 
リアルでは絶対知り合えないこの場所で、
 
こんなに仲良くして頂けるのは本当に嬉しいことだなぁと、
 
改めて思いました。
 

 

塗り絵コンで完成された方の絵をみて、
 
これが世界一孤独なクジラが夢みていたものではないかと
 
そう思うようになりました。
 
今もどんな気持ちで海を泳いでいるんだろう、
 
自分には耐えられないなぁ
 
そんな会話をしながら懐かしいあの日を思い出しています。

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