みんなで作るリレー小説 [ Story No. 1346 ]

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駅に電車が着くと僕らは街へ繰り出した。

綺麗な街だった。

埃だらけの郊外とは違い、赤やオレンジのレンガ道が続き、華やかなガラス張りの商店が並ぶ。

商店は一つ一つこだわりのあるような店構えをしていて、イギリスの豪奢な装飾の入った手すりや椅子のあるカフェであったり、反対に暖かみのある木目調の手すりがこしらえられていたりして、観葉植物が店を彩る雑貨屋さん。そして、綺麗に整頓された本屋さんなどが並んでいた。

少年達にとっては、何のために存在しているのか分からない雑貨やとても頼めない高級でオシャレな食事、難しそうな本など縁のないものばかりだ。

だが、何よりもそこを歩く人たちの明るい笑顔が少年達をワクワクさせた。

「ねぇ、セッツ、この取手の付いた箱は何なのかな?」
はキラキラと顔を輝かせて聞く。
セッツも興奮して、
「この取手を回すと中から人形が出て来て踊ったりするんだよ!」
とただのオルゴールに無茶な妄想をぶつけたりする。


筆者:クロ (2016年10月02日 00:05)

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