みんなで作るリレー小説 [ Story No. 1347 ]

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美味しそうなサンドイッチによだれを垂らしたり、格好いい燕尾服をボケーっと眺めたり、賢くなったつもりで、読めもしない難しい本を本屋で立ち読みをしたり、とりあえず少年達は新市街を楽しんだ。

だが、その内、こわもての警官がやってきて、
「ぼく達、何処から来たんだい?」
と聞かれるので、
「郊外の方から」
と答えると、警官はちょっと、無理して笑ったような顔で
「お父さんかお母さんは一緒かな?」
と質問を続ける。

これはちょっと不味いぞ、と思ったはセッツを肘で突くと、セッツも同じ事を考えたのか、神妙な顔をして頷く。

「うん、今ちょっとここで待ってろ、って言われてるんです。」
と、あらぬ方向を指差し、
「あ、お父さんだ!」
と叫ぶ。

思わず警官がそっちを向いた隙に、
「今だ!」
と合図すると、警官が向いてない方向へ一目散に走り出す。

「あ、このガキども!」
虚を衝かれて警官が出遅れた隙に二人は裏路地に入り込み、建物のパイプを登って屋根へと逃げる。
「ま、待ちなさい!」
ヒョイヒョイと身軽に登って行く姿に青ざめた警官に、
「バイバイ!おじさん!」
と笑顔で手を振ると、
「お、オジサン!?俺はまだ27歳だ!」
と訴える警官をよそ目に心の中で「十分にオッさんじゃん」と思いつつ、
「急いでペンダント探さないと面倒な事になるぞ。」
と気持ちを切り替えるのであった。

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筆者:クロ (2016年10月02日 00:06)

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