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塗り絵メイキング vol.11 「エアブラシ厚塗り」

私の塗り方 七福猫さんの場合 画材:しぃペインターSTD / 制作日:2009年5月2日

この塗り方はエアブラシを使用して厚塗りに仕上げる方法です。 完成後は完全に線画がなくなります(というか、消してしまいます)ので、塗り絵等ご自分の線画ではない物を塗るときは 線画作者様の厚塗りOK許可があるものでこの塗り方を使用してください。

ここではあくまで私の塗り方で塗っていますので、実際ご自分で塗るときは、ご自分の塗り易いように アレンジしてみたりして、色々試してみるとやり易いと思います。

使ったレイヤーは上から3.2.1.0の四枚になります。 線画はレイヤー3(一番上のレイヤー)に描いてあります。 使用パレットは動的パレットのみになります。

色々至らない所はあるとは思いますが、以上の事を踏まえて どうぞよろしくお願いいたします。

塗り絵工程1「下地色を塗る」

まずは、肌から塗っていきます。
[レイヤー0]にザクザクと下地の色を乗せていきます。
下地なので、ペンのA255でも鉛筆でも、ベタ塗りが出来るもので思いっきり塗ってしまいましょう。
このへんの作業では、特になにも考える必要も無く、気軽にベースにしたい色をバリバリ塗りたくります。
今回はA120のペンを使用しています。

まずは気軽にベース色を塗る!
肌の着色
レイヤー?
レイヤーを操作して、線画より下にあるレイヤーに着色します。
線画のあるレイヤーの「レイヤー透明度」を下げておくと、置いた色が見やすくて便利です。
レイヤー透明度は、レイヤー小窓のバーを左右に動かして、いつでも変更ができます。
レイヤーの使い方
A120のペン?
A値バーを左右に動かして、鉛筆やペンなどのA値(透明度)の設定ができます。
バーを左に動かすほど透明になり、右に動かすほど不透明になります。
「A120のペン」とは、このA値を120に設定したペンになります。

塗り絵工程2「明暗をつける」

下地が塗れましたら、今度は道具をA64あたりのエアブラシに変えて明暗を塗り分けていきましょう。

基本的には、濃い色に明るい色を乗せていく方がキレイに仕上がりますが、エアブラシの場合は、A値を微調整したりしながら重ね塗りすれば、いくらでも色が上に乗っかっていくので、現時点ではあんまり深く考える必要も無いかもしれません。

もっとふんわりとした明暗にしたい場合や滑らかに仕上げたい等で、ぼかしを入れるのも悪くないですが、もともとエアブラシ事態がかなり柔らかく色が乗るので、ぼかしを入れると収集がつかなくなるくらい明暗が消えてしまったり、透けてしまったりする場合があるので、注意してください。

エアブラシ
凹凸や、質感を、意識して、明暗をつけていきます。
苦手な人は、右の七福猫さんの絵を、じっくり見てみましょう!
基本的には、ふくらんでいる部分は明るく、へこんでいる部分は暗く。
鎖骨やアゴなどの硬い部分は、明暗もキツくなっています。
明暗をつける

塗り絵工程3「肌部分の仕上げ」

このへんからとても地道な作業になります(笑)
次は、レイヤー3(線画)のレイヤー透明度を上げてから、
レイヤー0に戻って、目や唇、眉やマツゲ等の細かい部分を塗っていきます。

この時注意… というかイメージするのは、お化粧をしているんだと思ってください。
お化粧をする時、いきなり顔に濃い色をドカっと塗ったりしませんよね。
勿論、これは現実のお化粧とは違うので、濃い色をドッカリ乗せたりしたい時もあるし、後から薄い色を乗せる事も出来ますが、基本的には地道に薄い色から濃い色に移行する感じで、A値を薄く薄〜く微調整しつつ、ちまちまと塗り重ねていきます。

「ぐあーー!めんどくさい!」となって、ここで手を抜くと、エアブラシ特有の下地のキメの細かさと、細かい所の境目が浮いて、なんとなく違和感がでるので時間はかかりますが地道にいきましょう。

自分の納得するまで、線画レイヤーの透明度を上げ下げしながらチェックして、微調整をくりかえし色を乗せていきます。
マツゲ等は筆の太さを極細にして薄い色を何度も塗り重ねて濃くしていきます。

…と言うわけで、出来上がったのがこちら。

オレンジ系のパレットで頬紅等をさしてセピア系で瞳や眉を描き、
明るい肌色系を入れたり影を強調したり、微調整をしてみました。

肌部分の完成

肌の余分な所を消しゴムを使って消していきましょう。
余分な部分を消す

余分な肌色を消し終わったら、レイヤー1を使用して髪の毛を塗っていきます。↓↓

塗り絵工程4「新しいレイヤー1で、髪の毛を塗る」

レイヤー1で髪の毛を塗る

塗り方は、先ほどの肌の塗り方とほぼ同じです。
下地を塗って明暗をつけ、細かいところを微調整…
先ほどと違う所は、面を『塗る』動きが、線を『描く』動きに変わることでしょうか。

右図は、ブラウン系のパレットで下地を塗り、肌の時と同じように明暗をつけてみました。

明暗をつける

塗り絵工程5「髪の毛の仕上げ」

その後、少し筆先を細めて明るい線を入れていきます。
肌と髪の毛は違いますが、やはり、お化粧をしているイメージを思い浮かべて、地道にA40〜60位の薄さで何度も地道に一本ずつ線を描き入れていきましょう。

一気に明るく濃い色を入れてもメリハリが出ていいと思いますが、今回は地道な作業をしてみました(笑)
途中、余分な部分を消しゴムで消していき、これを繰り返して髪の毛を仕上げます。

髪の毛が描きあがりましたら、一度レイヤー0に戻り。髪の毛が肌にかかって出来る影を入れたり、お好みによって追い焼き+焼きこみを入れます。

エアブラシ 消しゴム 覆い焼き 焼き込み
髪の毛の仕上げ

塗り絵工程6「新しいレイヤー2で、服を塗る」

残す所あとわずか、レイヤー2を使って服を塗っていきましょう。
レイヤー2

やりかたはおなじみ、肌や髪と同じく、「下地を塗って」→「明暗をつけて」→「微調整」をくりかえします。
正直肌や髪の毛の塗り方と同じ説明になってしまうのでここは省きます(笑)

線画部分を塗り終わったら、レイヤー3の線画部分を四角消しで消してしまいます。
この時、塗り残し等ないか、よくチェックしてください。
線画を消してしまうので、後で塗り残しに気がつくと、とても悲しいことになります(^^;)

無事塗り終わったらレイヤー2.1.0を結合し、結合したレイヤーを上に持ってきてお好みの背景を入れましょう(^∀^*)

最後に、全体的な細かい所に追い焼き+焼きこみや、色を乗算させたりアイテムを追加したりと、微調整を入れて完成です。
お疲れ様でした。

服を塗る

あとがき

エアブラシは水彩とちがって筆の筆跡(…というのかなぁ?)が出ず、あえて言うなら紙の上に粉末を吹き付けて、色を乗せている感じなので、なれないといつまでたってものっぺりつるりと角も何も無いイメージがして「上手く塗れないんだよなぁ」と、苦手意識がついてしまう方もいると思います。

ですが、そのつるりと色の滑らかな表現が出せる所がエアブラシの持ち味だと思うので、そのような質感が欲しい時など重宝すると思いますので、気が向いた時にでもお試しになって何かの役に立てて頂ければ嬉しいです。

それでは、長々とお付き合い頂きありがとうございました。


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