[ Story No. 431 ]


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澄んだ朝日が都市を照らし出す。
赤や黄色の彩られたレンガの建造物が町全体をすり潰すかのように
引き締めあっている。
その、小さな隙間に一人の少女は座っていて静寂のみがその狭い空間に満たされていた。
沈黙を続けながら少女は思う。
この息苦しい静寂が続けばと。
少女は、理由があって死ねなかった。
何度も何度も死のうと試みた。
しかし、今こうして生きている。
だからこそ、少女は沈黙に身をうずめる事が好きだった。
しかし、少女の愛した沈黙は何人かのチンピラの声によってあっさり殺された。
チンピラ達が何かを言っているが、少女は聞こえてないかのように
ただ座ったままだった。
視線もどこを見ているのかわからない。
すると、そのリーダー格の一人が少女を殴った。
それを始め一斉にチンピラどもは殴りにかかった。
それを止めたのは・・・
           


A. 旅人 

(筆者 レイヴン / 08/01/27(Sun) 12:40 )