かといって少女はどこかに出かける気力も起きなかった。暇、暇、毎日が退屈であることは確かだが、別段その退屈さを嫌に思っているわけでもなかったし、むしろ心地よさを感じることさえある。窓から差し込む陽光に目を細めながら、少女はのんびりと床に寝転がった。すると突然右のほうから振動音が聞こえてくる。携帯電話のバイブレーションだ。少女は面倒くさそうに携帯電話を手にとった。
A. 友達からの電話 B. 知らない人からの電話