[ Story No. 119 ] |
赤いポスト
いや、元赤いポストといった方が正しいのかもしれない
もしくは錆びたポスト。塗料が剥げてまだらに錆びた家のポストは
外壁にツタが這う築25年のこの家に恐ろしいほど調和していた
きっと何も入っていないだろう
うちは新聞なんてとってないし
親父もお袋も知り合いなんて数えるほどしかいないし…
そう思いながらも念の為に投函口から覗いてみたら
ポストの底に、一枚の葉書が――
俺――宛ての差出人不明の絵葉書が届いたのはちょうど
三日前の事だ
| (筆者 T,Y / 07/03/29(Thu) 02:43 ) |