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お絵かき掲示板Art.netイラストアドバイス掲示板 > 「小物・衣装」桂月玲さん

「 小物・衣装」

イラストNo. 000446-0
大きい絵を見る[img1]  ・ 画像ダウンロード[img1]

こちらの掲示板でははじめまして。
どうしても分からないので、アドバイスを頂ければと思います。

2007年にアナログで描いた物です(A4コピー用紙にシャープペンシル)。
一応、線画の状態です。
七歳程度の晴れ着姿(振袖)の童女が香炉を掲げているイメージです。
妖しの案内者、という設定でした。

着物が何となくおかしい気がしますが、どう直して良いのか未だに見当が付きません。
特に袖や丈、衿、帯は明らかに違和感があります。
帯結びは文庫もしくはその作り帯を想定していますが……こんなに浮くかな、帯飾りがこんなに分厚いのも変だし(柔らかい布を二本捻り合わせた感じですが、縄みたい!)、違和感だらけです。
右袖の襦袢も見えすぎで袖の幅も広すぎ……ですが、どの程度が適量でしょうか。
参考資料は写真館の七五三チラシだったはずです。
ぺんたさんの講座もチェックしていますが、理解し切れてないんだと思います。

人物の描き方にもツッコミ頂けるとなお嬉しいです。

ちなみに。
あくまで趣味レベルですが、羽住都さん(イラストレーター)、羽海野チカさん(漫画家、『ハチミツとクローバー』など)のような方向性で描きたいです。
萌えではなく可愛いを目指してます。

※追記※
背景や構図については決定ではありません。

――――――――――
2009/07/22
スレッドを閉じさせていただきます。どうもありがとうございました!

どなたでもこの絵に加筆してアドバイスできます。

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No.000446 - 2009年07月22日(水) [編集/削除]

Res.000446-1
ぺんたさん


462×631

最初に気づいたのは,着物がどうというより,人体のバランスが少し変です。
左右の腕の長さがアンバランスでは?
まっすぐおろした場合,ふつうは手首が股のところに来ます。これで点検。
次に,肩を中心に円を描いて,左右の腕の長さを,手首とヒジの位置でチェックしましょう。青線が人体の修正分です。

次に着物。
着物の袖口は,手をいっぱいに広げたときの小指から親指の先ぐらいの長さしか開いていません。この着物は袖口が下まで全開ですが,こういう構造なのは平安時代の十二単とか狩衣だけです。また,袖口から襦袢が覗くのは基本的に着付けとしてNGです。腕をのばしたので襦袢が見えた,という設定としても,少しだけにしましょう。
着物の袖は,幅30センチぐらいの長方形の布がわっかになっている構造なので,腕を伸ばしたときにどうなるか知りたければ,バスタオルとかスポーツタオルを腕にかぶせて,鏡で見てみましょう。この絵の伸ばした右腕から垂れ下がっている袖は,もっとまっすぐに下りているはずです。
七五三,ということですと,子供用の着物なので,舞妓さんと同じで,「肩揚げ」がしてあります。これは,講座の大人用着物と違い,肩山(洋服の袖の縫い目があるところ)に,内側に折りこみを作ってあって,ばっと見には縫い目みたいに見える構造になってます。ただし,この構図ですと真横ですので,あまり肩揚げはよくわかりませんね。
文庫結びを七五三着物でするときは,絹製のごわごわした帯で結ぶので,ユカタの帯と違い,とっても大きく後ろに張り出します。(幅30センチの出っ張りになります。)後ろの帯の結び目,つまりちょうちょの中央部分の位置も,前側にしめた帯の上のはしっこの線よりもさらに上側に来ます。だから,背中中央にぺたんとリボンをくっつけたようなこういう形にはなりません。背中に対して垂直というか,リボン部分が地面と水平に,真横から見ると背中から90度の角度で立っているのが正しい形です。

「帯飾り」というのは帯締めのことだと思いますが,「柔らかいヒモをよりあわせたもの」ではなくて,堅い,組紐というものでできています。きちんと結ぶと一本または平行な二本のヒモに見えます。だから,ねじってあるのは×です。

文庫結びの正確な形が見たければ,着物教室の帯結び解説サイトとを見るか,「文庫結び」でgoogle画像検索するか,歌舞伎の松竹の公式サイトとかで,歌舞伎役者のうち,大名の奥方の写真を見るとかすると,よい参考になると思います。(侍の奥様はみんな文庫結びです。)
ただ,七五三だと,大きな「立て矢結び(背中に大きなリボンをナナメにしょう形)」にするほうが多いような気もするのですが…。
立て矢結びとか,小さい子の華やかな着物姿が見たい場合,「羽根の禿」+「歌舞伎」のキーワードで,google画像検索すると,きっと綺麗な写真がヒットすると思います。

2009/04/29(Wed)01: [No.000446-1 - 編集]
Res.000446-2
ぺんたさん


462×631

上記記事ですとわかりにくいかと思い,さらに説明図です。
七五三の場合,帯(図では紫色)をしめた上から,「しごき帯」という柔らかい素材のリボン状の帯を,堅い帯の下側に締めます。(図では黄色)これは,おひきずりの時に,すそからげのために使ったもののなごりです。舞妓さんたちは外出時に使います。
帯揚げは,成人式のときと同じで,大きく胸のところにはみだして締めます。
図は,「立て矢」「文庫」「ふくら雀」の3つの形を後ろから見たところです。
なお,googleで調べてみたところ,いちばんてっとりばやいのは,キーワード「七五三」の画像検索でした。山盛り写真がヒットしますので,いくつか見比べてみてください。最近は,帯をしわしわに丸めた「創作花結び」みたいな結び方がいろいろしてあるので,なにやらよくわからない帯姿もたくさんありますが,時代ものの謎少女,という設定だとすると,最近の創作結びよりは,それなりに歴史のある伝統的な帯結びのほうが説得的かもしれません。

図では,帯締めを緑で描いています。帯締めを「ねじってある」と思われたのは,ひょっとすると,帯締めのはしっこを,もう一本の帯締めにはさみこんで止めてあるせいで,そう見えたのではないでしょうか。帯締めは一本のひもですが,後ろから前に回して,胴体の真ん中でぎゅっと結んで,あまった両方のはしっこは,左右に回して,一周胴体にまきつけたほうのひもに,上からはさんで止めるんです。そういう目で,もう一度資料写真を見てみてくださいね。

2009/04/29(Wed)02: [No.000446-2 - 編集]
Res.000446-3
桂月玲さん

>> ぺんたさん
沢山のアドバイスをありがとうございます!
ぺんたさんの着物に関する知識と正確さには驚かされるばかりです。
長文のアドバイス・解説をいただけて、とても嬉しいです。
同時にしっかり理解できるよう頑張りたいと思います。

>人体
人体もやはりおかしかったのですね。
指摘していただいてやっとおかしさに気づけました。
バランスをもっと意識すべきですね。

>着物
どこが縫い閉じてあってどこが開いているか、布地の幅等、ほとんど何も分かっていないことに気付かされました。
袖をタオルで代用してみる方法は手軽に出来そうですね!
「肩揚げ」はぺんたさんのコメントを読んだあと、自分でも検索をかけてみました。
確かに、肩揚げのある着物は子どもの物だとはっきり分かります。

>帯
帯があんなに張り出す物だとは思いませんでした!
結びによってはランドセルを背負っているようなサイズになるんですね。
文庫結びも大人向けの浴衣の作り帯のイメージで描いてしまったのだと思います。
成人式の着物を思い出せば、確かに帯締めは一本でした。
2レスで指摘されたとおりの勘違いをしていました。
文庫結びが武家の奥様の定番、というのは初めて聞きました!

頂いた沢山のアドバイスを参考にして、もっと良くなるように努力していきたいと思います。
本当にありがとうございました!

2009/04/29(Wed)14: [No.000446-3 - 編集]
Res.000446-4
ぺんたさん

>桂月玲さん
いくらかでもお役にたてば幸いです。
なお,お引きずりの舞台写真の中に,文庫結びと矢の字結びの見本になりそうなもの,それと振袖で腕を伸ばしているものがありましたので,イラスト資料写真館のほうにアップしておきますね。
(さすがに自分の顔はネットでさらせないので,顔だけはお絵かき風に加工しておきます…汗)
藤娘の帯は,「だらりの帯」とか「振り下げ帯」という,舞妓さんと同じようなだらんと下がる帯ですが,これの両端を短く切った感じが文庫です。
屋敷娘の帯が「矢の字」結びで,大奥にお勤めの腰元とかが結んでいた結び方です。屋敷の中にいるときと,外出するときでは,どちらの肩が上になるように結ぶかが逆になります。今回の写真の分はお出かけバージョンです。

今回の絵も,香炉のデザインとかとても素敵ですので,完成を楽しみにしております。

2009/04/29(Wed)21: [No.000446-4 - 編集]
Res.000446-5
桂月玲さん

>ぺんたさん
重ね重ねありがとうございます!
写真館にUPしていただいた資料も拝見させていただきました。
美しくかつ貴重なお写真をありがとうございます(^^)
(日舞をやっていらっしゃるんですね。)
矢の字結びも可愛らしいですね。
外出時は左肩から右腰、お屋敷の時には右肩から左腰なんですね。
理由も武家らしくて面白かったです。

香炉は完全にデザイン重視なので、火も香木もどこから入るのか全く謎です(苦笑)
のんびり作業していますのでいつ完成するかは分かりませんが、ぺんたさんにも見ていただけるように、頑張って描きたいと思います。
今回は本当にありがとうございました!

2009/05/16(Sat)22: [No.000446-5 - 編集]

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