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”君は私の孫娘に良く似ている。名前をあげよう、エマだ”
修理され名をもらい、私は命ある人形として目覚めました。未来を選択する力を持って。
主人となった人間にまっすぐな好意を抱く球体人形のエマ。
人々のもとを転々とするうち彼女は知る。
自分が人間の抱える欲望に反応し、選ぶ力を持つことを。
スイッチを押すように簡単に、未来を選び道を示す無邪気なスイッチドール。
次第に彼女は黒い思惑に利用され、多くの暗い道を選び、バランスを失っていく。
”欲望の先は闇ばかりなの?それがこの世界なの?”
だが絶望の淵で彼女は自分を愛した人々の笑顔、救いの手を差し伸べる存在を思い出す。
”私が壊れた時、世界は死ぬ”
そして最後の時が訪れ、彼女が選んだスイッチは―
”エマ、君はとても澄んだ眼をしている。その眼で世界を見届けておくれ。
そして選ぶんだ。自分の未来を、自分の手で”
illustration by
花松しまこ WEB
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