【設定】
記憶の病気を持つ青年。
長身に全身黒の服、さらに帽子を深く被っているため表情が分かりづらく、どこか話しかけづらい雰囲気をまとっているが、本人はとても友好的。お喋り好きで一方的に喋り倒してくる。
ただ、どういうわけか「仲良くなりたい」という気持ちがあまり感じられないような話し方もする。
一定の距離を保つような素振りを見せたりするが、どういうことだろうか。

【じぶんさがしを始めた理由】
じぶんさがしを始めた理由は、記憶を失う前の自分を知るため。
とはいえ、本人は一ヶ月に一度の頻度で記憶が抜け落ちる難病を患っているため、目的の達成は難しいと考えている。それでもめげずに、「自分を見つけるまでの過程にも価値があるんじゃないか」とポジティブに変換し、じぶんさがしに励んでいる。
どこまでも明るい男だ。

一方、ネガティブなことを絶対口に出さないという頑固な一面もあり、ストレスを溜め込みやすい性格。
大事な人を忘れてしまう恐怖から、「できるだけ人は好きにならないように」と人との交流を制限し、一定の距離を保つようになってしまった。
話し相手が彼の「仲良くなりたい」という気持ちを感じられない理由は、このためだった。
誰とも深く関わろうとせず、相手からの好意も全て受け取ろうとしないせいか、「親友」や「恋人」という、心から大事に思い合える関係に強い憧れを抱くようになってしまう。
彼はその苦悩と憧れすらも抑え込み、誰にも打ち明けようとしなかった。

【その他】
[一人称] 俺
[二人称] 君、お嬢さん(ちゃん)、お兄さん
[三人称] 君たち
[好きなもの] カナッペ、レバー、花、ドライブ
[嫌いなもの] 狭い場所
[見た目] 黒い帽子とジャケットにゴールドの金具が特徴的なベルトを締めた服
　　　　 金髪に紺色の目をしている

【サンプルボイス】
「そこのお嬢さんお兄さ〜〜ん、暇だからちょっと喋ろうよ」
「自分を見つけるまでの過程にも価値はあるんじゃないか、って思うんだよね
　……今俺めちゃくちゃカッコいいこと言った気がする」
「あーー…ごめんなさいね、ちょっと用事ができちゃったのでまた今度〜」
「辛いときはな、おいしいモン食うのが一番なんだぞお嬢さん(ドヤ顔)」